カーナビ(NHZN-W61G)と、無線接続をやめて、有線接続に切り替えたので、その前処理として、カーナビに外部音声入力用のコードを増設したので、その方法の紹介をしてみます。
今回は、Lei05ユーザー向けというより、TOYOTAの純正カーナビを利用されてる方向けの記事かもなので、カテゴリは「カー用品」にしました。
所有されている、カーナビ・カーオーディオの種類やメーカーが異なる場合は、付属のマニュアルでAUXなどの外部音声入力方法に関する項目を参照ください。
カーナビ(NHZN-W61G)の AUX(外部音声入力)を確認
カーナビ・カーオーディオに、AUX用の配線があるかどうかまず確認する為、カーナビを外して裏面を確認します。
車関係の配線をいじった事がある方ならご存じかもですが、カーオーディオの正面パネルは大体手で引っ張ると簡単に外れる仕組みの物が多いです。
※詳しくは、所有されてる車のマニュアルか仕様書を参照ください
AQUA(NHP10型)『インストルメントパネル』を取り外し
AQUA(NHP10型)の場合は、こんな感じで引っ張ると意外と簡単に外れます。
ハザードランプと、時計などのメーターと連動してるスイッチのカプラも、摘まみを押さえて引っ張ると外す事が出来ます。
※車内が埃っぽくてお見苦しくて申し訳ないです…
AQUA(NHP10型)インパネのカプラー取り外し
カーナビ本体は専用の取り付け金具で、ネジ4本(特殊ネジを含む場合があり)で取り付けられているので、それをプラスドライバなどで外せば、カーナビの取り外しや交換なども比較的に簡単にできます。
ゼロからカーナビを取り付ける場合は、GPS,アンテナ,車速信号,その他の膨大な配線処理が面倒ですが、純正ナビなどは、配線が同じものが多いので、配線を繋ぎ変えるだけで使えるものが多いです。(詳しくは、メーカーや、代理店などでご確認ください。)
後で、記載する予定ですが、安易にカーナビを取り外すとセキュリティーロックがかかる場合があるのでその点ご注意ください。
カーナビ(NHZN-W61G)の背面を確認
4本のネジを外すと、カーナビが取り出せる状態になるので、ゆっくり引き出して背面を確認。
写真の青色の端子が、外部音声入力用のコードを差し込む専用端子のようで、このカーナビには、外部入力用のケーブルがついてないことが分かったので、ネットで型番を検索して専用コードを注文しました。
「NHZN-W61G」の場合は、「VTRアダプター 配線 メス トヨタ イクリプス 外部入力 KW-1275A」という商品で、型番は、「KW-1275A」で検索するとよさそうです。
ネットで検索すると、1000円以下で安かったので、即注文しました。
古いナビの場合は、付属品も安くなってる傾向があるので、その辺は、年式のやや古いナビを使うメリットかもです。
VTRアダプター 配線 トヨタ イクリプス 外部入力 KW-1275A
ネットで注文して、数ツ実で到着しました。
このままでは、使用するUSB-DACの「SB-PLAY3」と、接続できないので、家にあった3.5ステレオミニ変換コードを取り付けます。
手持ちの余ってたコードの為、色がちょっと違いますが、使用には問題ないです。w
今回は、音声しか使わないので、赤と白を接続。
ネットで調べると、赤が右(Right)で、RedとRightでRつながりみたいです。
コードが抜けないように、養生テープで巻いておきました。
カーナビ(NHZN-W61G)にRCA入力コード「KW-1275A」を接続
RCA入力コード「KW-1275A」側の準備が出来たので、早速、カーナビ(NHZN-W61G)に取り付けてみます。
接続プラグの先端は、6ピンで形はこんな感じです。
差し込む形に合わせてカーナビ(NHZN-W61G)へ 「KW-1275A 」を接続したら完了。
カーナビを取り出すまでが少し手間がかかりますが、増設自体は差し込むだけなので結構簡単です。
「NHZN-W61G」+ 「KW-1275A 」動作テスト
カーナビを中にしまって、ネジ止めする間に、動くかどうかテストしてみます。
配線をカーナビの奥に通した後、前に取り出し。
手持ちで、3.5ステレオミニプラグに接続できる、音楽再生用の機器がないので、Macbookのイヤホンジャックに差し込んで動くかどうかテストしてみました。
カーナビの「♪」ボタンを押すと、画面の上部に表示されるタブで、今まで無効だった「VTR」が有効になり、ボタンを押すと「VTR2」が選択された状態でした。
この状態で、Macbook側で音楽再生テスト。
特にノイズもなく、問題なく再生できるようになりました。
ノイズに関して補足
SB-PLAY3と、接続した場合、ノイズ問題が結構酷かったのですが、この時のMacbookとの接続の場合はノイズがありませんでした。
ノイズがなっかった原因を考えてみると、この時、Macbookはバッテリーで動作していたので、もし電源を車のシガーソケットから取っていた場合は、ノイズが出ていたかもしれません。
その他、Macbookは、高性能な分だけ、ノイズ対策も行われていると思うので、その辺りでノイズがほぼ無かったのかもしれないです。
SB-PLAY3の場合は、Lei05とUSB接続して、電源+音声をとっているので、使用機器と、シガーソケット変換ケーブルや、その他同時に繋がってるUSB機器から様々なノイズを拾っていたのではないかと思います。
今回の記事とはやや関係ない余談ですが、本来の目的は、Lei05とカーオーディオを接続する事なので、関連情報として補足で記載しておきます。
ノイズに関しては、他の記事でも度々触れていますが、結構厄介な問題です。
TOYOTAの純正カーナビの配線を触る際の注意点
TOYOTA車の専用ナビの場合、セキュリティー機能が結構しっかり作られているようで、メイン電源を取ってるカプラーをもし安易に外してしまうと、セキュリティー機能が働いて、ナビが使えなくなるのでご注意ください。
もしロックされた場合は、TOYOTAディーラーに行くと、ロックを解除してくれます。
場合によっては、有料になることもあるので、不用意にコードはいじらない方がいいかもしれません。
ロックを解除する方法も実はありますが、今回は触れませんので、知りたい方はネットで検索してみてください。
まとめ
以上、カーナビ(NHZN-W61G)に、外部音声入力ケーブルを増設する方法についての紹介でした。
専用ケーブル自体は安価ですし、カーナビを外す事が出来れば、DIYで比較的簡単に取り付けることは可能です。
TOYOTAの純正ナビの場合は、電源コードなど、一部の配線を外すと、ロック機能が動く場合があるので、その点ご注意ください。
作業する前に、万が一ロックがかかった場合に備えて、カーナビ側のセキュリティーパスワードを事前に確認しておいた方が安心かもしれません。
その他、この記事を書いてるのは、Lei05の音声外部出力環境が完成して、暫く運用した後なのですが、主にノイズ問題など、実際に運用する上での注意点なども補足で記載しておきました。
今回のようなLei05+USB-DAC機器など、オーディオ機器を後付けで車に付ける場合は、ノイズ問題は避けられない場合が多いので、もし挑戦する場合は、配線処理も含めて、苦労する点が多いかもしれませんのでご注意ください。
電気関係は、使用を誤ると火災原因にもなりますので、作業は慎重にされて下さい。
Lei05で『USB-OTG』を使用する上での注意
Lei05で、USB-OTGケーブルを使用する方法は、Yupiteruの公式のマニュアルや、Yupiteru公式サイトに記載がなく、推奨されていない方法の為、Lei05に故障のリスクが伴いますので、もし試される場合は自己責任でお願いいたします。
USB-OTGを使用してLei05 が故障した場合、メーカー保証が受けられない恐れもありますのでご注意ください。
『USB-OTG』を使ったLei05のカスタムに関する注意点